建築士事務所協会では、飯田市からの委託を受けて空き家の調査を行っており、老朽化や危険性の程度を実際に現地へ赴いて確認しています。
私の担当物件が遠山郷に何件かあり、雪が降る中、調査へ行って来ました。
遠山郷は市街地のすぐ近くまで山林が迫り、伊那谷とはひと味違う雰囲気です。特に、私の主な調査エリア「下栗の里」は、標高800~1000mの急傾斜地に家屋、耕地が点在し、美しい景観をつくりだしています。
道は狭く曲がりくねっており、車を進める毎に光景が目まぐるしく変わるため、冒険をしているような感覚でした。また、近くにコンビニやスーパーもなく、お世辞にも便利とは言えない環境ではありますが、その中で様々な工夫をしながら環境に適応している人間のくらしのあり方に感銘を受けました。